公立小学校という世の中の縮図で思うこと

二人の子供が地元の公立小学校に通っている。必然的に保護者会などで交流することになるのだけど、同じ日本人で同じ世代であっても、驚くほどキチガイな親が存在するのだ。本当に子供に対して愛情があるのだろうか?と疑いたくなるような親がいる。他の子供をいじめたり、授業を妨害したりといった行為をする本格的に荒れた子供の親は例外なく子供に対する愛情が欠けたDQNな親だ。

例を出すと、運動会や遠足といった行事にお弁当を作ってもらえない。お弁当のかわりに何かしらの食べ物も持たせてもらえない。もちろん、運動会を見にきたり、授業参観にきたりもしない。親は離婚していて母親だけで、しかも、家をあけていることが多く、めったに見かけない、などなど。子供は両親から無関心という虐待にさらされていると言っていいと思う。子供時代の自分を思い返してみて、彼らの立場になってみれば、そりゃグレても仕方ないのではないかと思う。本当に気の毒だ。

しかし、そういう子供は、学校で他の子供をいじめるなど実害がある。自分の子供がターゲットになることだって普通にある。当たり前だが、誰だって自分の子供のほうが可愛いし、よその子供のことまで気が回らない。だから、どうしてもその子供は孤立する。誰も親身になって行動することはない。教師も親と連絡をとってみるらしいが、まともな話し合いにならないらしい。そもそも人の話をまともに聞くような親なら、こんな虐待をするわけもない。

もうどう考えても、親から引き離して、養子に出すなり、施設に入れるなりしたほうがいいはずだと思うのだけど、行政が定める虐待の定義的には、それでも母親と一緒の家で暮らすという判断になるのだそうだ。

こんな子供が大人になったら、いったいどうなってしまうのだろう?と不安を感じる。成長していくどこかの時点で、親を反面教師にして、自分の境遇をバネにして生きて、そして真人間になって欲しいと他力本願的に思うけども、やっぱり、いっぱしのDQNに成長してしまうんじゃないかと思うと、このことを考えるのをやめよう、という気になる。

本当に可哀想だけども、どうしようもない。世の中にはどうしようもないことがたくさんあって、これは、その1つだと思うんだけど、結局、立ち向かう力も気持ちもない人間は、それを存在しないこととして扱うしかない。それってその子供の母親がその子供にやってることと同じだよなあ・・・。