デング熱の騒ぎについて思うこと

日本のマスコミって、センセーショナルに報道しすぎなんだなーと思う出来事があった。


昔の友人が、今は海外で仕事をしていて、現地の駐在員なんだけど、その派遣先が熱帯なんだよね。


で、最近、日本ではデング熱で騒ぎになってる話をしたら、「こっちじゃ割とポピュラーな病気なんだけどね。」って言ってた。


考えてみれば、熱帯にだって人は住んでいるわけで、デング熱にしてもマラリアにしても、当たり前に向こうの人たちは感染するんだよね。


日本人は熱帯の病気は怖いってイメージをもってる。日本じゃ珍しい病気だし、やっぱり身内や知り合い、友人に熱帯の病気になった人がいないから、どんな病気かわからないから、なんだろうね。


例えば、はしかとか、大人になってから発症すると怖い病気だけど、はしか自体を怖がる日本人ってあまりいないよね。それはみんな子供のうちにはしかをやってる人がほとんどだからだよね。


ま、だからといって油断は禁物なんだけど、太平洋戦争中の南方軍日本兵じゃあるまいし、適切な医療が受けられないとか、医薬品が手に入らないとかじゃないんだから、発症してあっという間に死んじゃうとかはないわけで、やっぱ、騒ぎすぎなんじゃないかなと思う次第。


そういう意味でいうと、エボラ出血熱のほうが全然怖いと思うよ。だって、かなりの確率で死ぬもんね。ワクチンもないし。


都心の公園で、デング熱を媒介する蚊を撲滅するために殺虫剤まきまくったり、公園を閉鎖したりしてるのは、どんどんやればいいと思うけど、ちょっと報道が過熱しすぎじゃない?って思う今日この頃。


とはいえ、報道内容をみると、多分、関東近県の多くの公園とか緑地に、デング熱を媒介する蚊が繁殖しているんじゃないかと、予想することもできるわけで、エボラ出血熱ほど心配じゃないけれど、いろいろ面倒だなーとは思ったりする。


まあ、虫除けスプレーを買うしかないんだけどね。涼しくなれば蚊も生きていられないだろうし、卵を産む前に、殺虫剤で殺して欲しいなーとも思うけど。