選挙のたびにチャーチルの言葉を思い出す

今度は都知事選か。


投票所に出向いて候補者の列を見るといつも思う。


ロクな候補者がいねえ。


で、いつもチャーチルの名言を思い出す。



「選挙に出たいやつなんて、ロクデナシしかいない。金儲けしたい奴か目立ちたがりばかり。まっとうに生きている奴は選挙になんか出ない」


「選挙とは、今の世の中の現状でロクでもない候補者たちの中から、誰に税金を分配させたら、一番マシかを消去法で選ぶ行為のことだ。要するに、そもそも選挙とは忍耐である」


「つまり、民主主義は最低の制度なんだけど、それでも、これまでやってきた皇帝制、王制といった政治形態よりはマシ」


前回の都知事選には田母神氏に投票したけど、結果はあの脇の甘さでどうにもこうにも。


さりとて、舛添は予想以上の売国ぶり。


んじゃ、誰だったらよかったんだよ?っていうと、まあ、どうにもこうにも。左派の宇都宮とか、もっとありえなかったしね。


で、今回の選挙もやっぱり困ったもんだ。以下に可能性を羅列するけど、本当にどうしたもんか?


増田寛也

自民が押してる。正直、誰?って印象。
ファーストクラス出張三昧、岩手の借金2倍とか、悪評が多すぎる。
つーか、これじゃ舛添と変わらないじゃん。誰だよ、こんなの連れてきたの。



小池百合子

その時点での権力者にすり寄るのが上手い印象。よくも悪くも世渡り上手。
そして、何より、この人、移民賛成派なんだよね。選挙対策で今は移民は入れないとか言ってるけど。
政治資金関連で疑惑があって、金に汚いイメージ。この部分は舛添と変わらない。

自民の都連とは敵対。都議会のボス内田茂のバックは黒い噂だらけだし、それと敵対的ってことはなかなか骨がありそうだとは思う。
ただ、この人、もともとは小泉チルドレンだっけ? 対立構造を作ってそこに風穴を開けるって手法を駆使してのし上がってきた人だから、今回もそういうプロレスの1つの可能性がある。



鳥越俊太郎

知名度は抜群。問題は年齢と病気。ガンのステージ4から生還してるらしいけど、さすがに都知事の激務は無理でしょう。
個人的には穏健派左翼ってイメージなんだけど、ネットで調べると、バリバリの左な人らしいし、筋を通すことをしないっぽい。そのせいかもしれないけど連合が応援するのをやめたり、野党統一候補の割に野党の支持母体からそっぽ向かれてるっぽい。
まあ、左って時点でないかな。



桜井誠

完全にマスコミから黙殺されて泡沫候補扱い。外国人関連の公約とか演説をみてると割とアリ。ただ、現実として都政にどれくらい切り込めるのかね? 議会での多数派工作とか難しいんじゃ?
まあ、幸福実現党よりは、おかしな宗教に染まってないだけマシなのかな。
橋下との罵り合いの時に出自を攻撃してて、あのセリフのせいで割と正論言ってても印象悪い。




総括としては、小池か桜井か。移民は嫌だから桜井にしたいけど、どれくらい票を取るかな。
田母神よりも票を取れないんじゃ、入れても仕方ないしなあ。


とまあ、チャーチルの言葉通りの展開になってる。


誰に入れれば一番マシだろうね?