天の川をはじめて肉眼でみた

都会に住んでいると、まともな星空をみるという体験自体ができない。


以前、とある田舎でソコソコ綺麗な星空をみたせいで、本当に暗い場所ならどれほどの星が見えるものなのか?というのをどうしても体験したくなった。


画像は光害マップというものらしいけど、首都圏はすべてオレンジか黄色か赤なので、とにかく東京から比較的近い場所で交通の便がよさげな場所を探した結果、新潟と山形の県境まで行くことにした。


そして、新潟と山形の県境の紫色の場所の星空をみてきた。


何枚か写真を撮ったけど、自分の目に焼きついた感動は全くもって伝わらないと思ったので、写真は貼りません。


あれは実際に自分の目でみて、今まで見えなかったものが、こんなにも多かったのか、と感動するべきものだと思う。


夜の空というものは、こんなにも星があったのか!と初めて実感した。


自分が知っていたシリウスという星は、本当はひときわ明るい綺麗な星なんだと分かった。


天の川といえる川は確かにあった。40年以上生きてきてはじめてみた。


オリオン座のまわりには、実はたくさんの星があったのだということをはじめて知った。


オリオン座の手の部分があるのも、初めてみた。


北斗七星やカシオペア座も、はっきり認識できるレベルではじめて確認した。


星明りというのは、実は意外と明るくて、2m先にある車のナンバーくらいは読めるものだと知った。


目に見えなくて、素では存在を知覚できないものがあるが、見えないだけで確かにそれは存在している。


これって、星のことだけじゃないなあと、哲学的に思ったりした。